【読書】水原秀策『栄冠を君に』

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水原秀策

水原秀策さんの『栄冠を君に』を読みました。

あらすじ 

中学生の時、地元出身のプロ野球選手・立花が開いた野球教室で、完全に打ちのめされた村椿勇人は、メジャーリーグに行った立花を追いかけて、メジャーリーグに行くことを夢見る高校3年生。
ある日、勇人が個人練習に使っている工事現場へ行くと、男が死体を埋めているところだった。

感想

『サウスポー・キラー』『裁くのは僕たちだ』に続き、3冊目の水原秀策さんの作品です。
同じ野球ものでも、『サウスポー・キラー』はプロ野球、この作品は高校野球が舞台になっています。

しかし、内容はかなりドロドロとした話。
高校野球らしく、もっと爽やかな内容にできなかったのかなぁと…

終盤になって明らかになってくる真実は、先にわかっていれば人生が変わっていたのに、と思うくらいの大きな衝撃。
ちょっと不器用だったために、人生が狂ってしまったみたいな…
まぁ、実世界でも、だいたいそんなもんなんですけどね。

スポーツをテーマにした作品を多く書いておられる水原秀策さんですが、正直、ここまで救われない話は苦手。
次の作品に手を出すかどうか、ちょっと悩んでしまいます。

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