パトリシア・コーンウェルの『儀式』を読みました。
あらすじ
マサチューセッツ工科大学のグラウンドで、女子大学院生の死体が見つかった。
ケンブリッジ法病理学センターの局長ケイ・スカーペッタが確認すると、死体には蛍光を発する物質が撒かれており、別人の下着が履かされていた。
ケイの夫でFBIの犯罪情報アナリストのベントン・ウェズリーは、ワシントンD.C.で発生した連続殺人事件との関係を疑う。
感想
「検屍官シリーズ」の第21弾です。
実は5年ほど前にも読みかけていたのですが、途中で挫折した作品…
一念発起して再チャレンジしたのですが、なんで挫折したのかなぁと自分でもわからないほどあっさりと読めてしまいました。
確かに最近の「検屍官シリーズ」にしては地味な殺人だし、謎も少ないみたいだし、時間の経過が遅いし…それで飽きちゃったんですかね?
この1、2年、いろいろな作者さんの本を読んできたので、もっと退屈な本や、自分には合わない本をたくさん読んできたので、免疫ができたのかも?
ベントンの新しい天敵については、このあと数作にわたって目の上のたんこぶになるのかなぁと思っていたのですが、こちらも意外とあっさり?
ブラックライトを当てると蛍光を発する物質についても、それほど大きな決め手にはならなかったようですし、ケイの姪・ルーシーの技術力もそれほど活かされず…
読み終わってみると、確かにちょっと退屈な作品だったのかもと思えなくもなかったり。
『禍根』が発売されたことですし、この調子で追いついていきたいと思います。
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