周木律さんの『教会堂の殺人』を読みました。
あらすじ
X県の山奥に”狂気の建築家”沼四郎が建てた教会堂。
その側を流れる川の下流で、数学者の小角田雄一郎の水死体が見つかった。さらに新聞記者の脇宇兵の焼死体が発見される。
さらに、第2、第3の被害者まで…
教会堂にはトラップが仕掛けられており、自分が死んでもう1人を助けるか、自分が生き残ってもう1人を犠牲にするかの2択を迫られることになっていた。
感想
「堂シリーズ」の5作目です。
周木律さん曰く、「シリーズも折り返し地点を過ぎた」とのこと。
1作目の『眼球堂の殺人』の作品を読んで、面白いなと思って2作目以降を読みはじめたこのシリーズですが、だんだんと「うーん」と思うようになって、ちょっと手に取るのが気が重くなっていたのですが、この作品は、これまでにない展開。
一気に物語の世界に引き込まれてしまいました。
気がおもむくままに本を読んでいると、寝不足になるので、就寝時間を決めているのですが、ちょうど、これから1番面白くなりそう!というところでタイムアップ。
このまま続きを読みたいと思ったのですが、そうしたらあと1時間は就寝時間が遅くなりそうだったので、諦めて残りは翌日に回しました。
今回の作品は、それくらい面白かったです。
それにしても、折り返し地点を過ぎたところで、これだけシリーズキャラクターや、準シリーズキャラクターを殺してしまっても良いのでしょうか?
次回作で、「実は生きていました」ってなっても冷めるので、新たな展開が用意されているのかな?
1度は、次作を手に取るのが気が重くなってしまったシリーズですが、今は次作が楽しみでしかたありません。
コメント