【読書】知念実希人『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』

知念実希人 ├ 知念実希人

「途中でいつでもこのファイルを読むのをやめることは可能である」
精神科医の上原香澄は、男女11人を殺害した八重樫信也の精神鑑定を担当した。
八重樫は強い被害妄想に囚われており、「無数の『ドウメキの瞳』が俺をずっと見ている」と訴え続けていた。
『ドウメキの瞳』とはいったい何なのか?

知念実希人さんの『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』を読みました。

広告
広告
広告
500万冊以上の電子書籍が読み放題『Kindle Unlimited』への登録はこちらから

あらすじ

精神科医の上原香澄は、多摩市で男女11人が惨殺された事件の犯人・八重樫信也の精神鑑定を担当したが、八重樫は強い被害妄想に囚われており、「無数の『ドウメキの瞳』に見られている」と訴え続けていた。
そして、香澄は八重樫から「あんたならあいつと戦えるかもしれない」と、『ドウメキの瞳』たちを消すよう託される。

感想

最後まで読むことができました。
私はホラーが苦手なのですが、興味のある内容。ということで、読めるところまで読んでやろうと思って本を開くと、「途中でいつでもこのファイルを読むのをやめることは可能である」という記載が…
結局、怖さよりも興味の方が勝って、最後まで読み切ることができました。
と言うか、私が苦手な怖さとはちょっと違っていたかな。

ページ数は約300ページとそこそこあるのですが、主にインタビューの形式で書かれていて行間が空いているので、文字数はかなり少ないです。
私の場合は夕食を挟みましたが、一気に読める分量かな。

ストーリーに関しては、まあまあかな。
プロットの段階で読めば面白そうなのですが、それをうまく料理し切れていない印象を受けました。
ある程度先が読めていて、「やっぱりそうでしょ」っていう部分と、ちょっと思いがけない事実が同時に判明して、どうリアクションすれば良いのかわからなかったといった感じでした。

『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』と対をなしている作品だそうですが、こちらは明確に「ホラー」と書かれているので、読むかどうか悩んでいるところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました