【読書】赤川次郎『明日の幽霊は踊らない』

赤川次郎 怪異名所巡りシリーズ ├ 赤川次郎

大手〈はと〉とは比べものにならない弱小バス会社〈すずめバス〉のバスガイド・町田藍は、「幽霊と話ができるバスガイド」として、怪奇現象が起きるツアーを社長から押し付けられている。
今回はバブル期に流行したディスコの人気が再燃していると聞いて下見に出かけるが、そこはかつて事故で死傷者が出た場所だった。

赤川次郎さんの『明日の幽霊は踊らない』を読みました。

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あらすじ

明日の幽霊は踊らない

弱小バス会社〈すずめバス〉の「幽霊と話せるバスガイド」町田藍は、バブル期に流行したディスコが、中高年の間で流行っていると聞き、下見に出かける。
しかし、そこはかつて〈お立ち台〉が崩れ、死傷者が出た場所だった。

感想

「怪異名所巡りシリーズ」の13弾です。

現在もコンスタントに発行されているシリーズ作品の中では、1番安定していて好きかな。
もうすぐ最新刊が発売される「杉原爽香シリーズ」も好きですが、人生そのものを描いているだけあって、安定感という意味ではこのシリーズの方が上かと。

毎度毎度科学では説明しきれない出来事が起きるのですが、それをすんなりと受け入れさせてくれるのが、赤川次郎さんの筆力。
それでいて、ミステリの要素は崩れていなくて、絶妙なバランスが保たれています。

今回の作品では、藍に「幽霊と話せる」以外の能力があることが判明し?!
この能力、作品を書く上では便利なのですが、乱発すると飽きられてしまわないかなぁとちょっと不安になってしまったりします。

収録作品

表題作のほか、『闇にこだまが響くとき』、『崖の上の人影』、『独裁者の谷間』、『愛しのルリよ帰れ』、『四谷階段にご用心』が収められています。

闇にこだまが響くとき

藍の先輩・河田光枝が息子と一緒に「恐竜の発掘体験ツアー」に参加する途中、トンネルの崩落事故に巻き込まれた。
藍は慌ててツアーを主催するバス会社に連絡を入れるが、今日のツアーは中止になったと言われる。

崖の上の人影

藍のお得意様・真由美が出演する舞台の演出家・桂木竜介から、行方不明の妹・星乃を探して欲しいと依頼を受けた。
星乃は3年前、崖から海に身を投げたと思われていたが、星乃を見たという人物が現れたのだという。

独裁者の谷間

藍と真由美は遊園地で男性に襲われた少女を助ける。
その女の子は一家殺人事件の生き残りだった。

愛しのルリよ帰れ

誰がみても不釣り合いな女性と結婚した阿部は、ハネムーン中に新婦のルリに逃げられてしまう。
阿部に依頼された藍は、夫妻が宿泊したホテルを訪れるが…

四谷階段にご用心

ツアー客・辻本が車内に残していった携帯電話に、〈N文学新人賞〉受賞の知らせが入る。
しかしその頃、辻本は解散地点の四谷にある階段から転落し、意識を失っていた。

コメント

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