8/25、角川文庫より、知念実希人さんの『祈りのカルテ 再会のセラピー』が、文庫化されて発売されました。
「面白い経験ってどんなものですか? ぜひ聞きたいです」
医師の諏訪野良太は、医学生時代の親友・小鳥遊優とその後輩・鴻ノ池舞から研修医時代の思い出を尋ねられた。
概要
若き医師が、患者の心の謎を解き明かす。感涙必至の連作医療ミステリ!
研修を経て、循環器内科医となった諏訪野良太は、学会発表を終えた帰り、医学生時代の同級生である小鳥遊に遭遇する。小鳥遊が連れていた研修医・鴻ノ池に、研修のエピソードを求められた諏訪野の脳裏に蘇るのは、親身に寄り添ってきた患者たちのこと。まるで戦場のような救急部、心の傷と向き合う形成外科、かけがえのない“ある人”との出会いと別れを経験した緩和ケア科――。
切なくもあたたかな記憶の扉がいま開く。心震える医療ミステリ「祈りのカルテ」シリーズ第2作、待望の文庫化!
ひとこと
『祈りのカルテ』の続編です。
前作の主人公・諏訪野良太の2年間の初期研修の終盤を描いた作品で、話の聞き手が「天久鷹央シリーズ」に出てくる小鳥遊優と鴻ノ池舞になっています。
私は単行本で読みましたが、なかなか面白い作品に仕上がっていました。
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