8/6、幻冬舎より、下村敦史さんの『暴走正義』が発売されました。
誰もがスマホなどから正義を訴えられる「一億総”正義の暴走族”時代」。
全編どんでん返しが待ち受けている、常識大逆転ミステリ短編集。
概要
正義を見破れ! 全編どんでん返しミステリ集
一億総”正義の暴走族”時代を生きる
今日もスマホを握りしめ怒っている
「正義系」の私たちのための
常識大逆転ミステリ。『同姓同名』『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』の著者最新作も話題作!
今日もどこかで誰かが絶賛炎上中。
「暴露系」ーー俺があいつの悪事を晒してやる。
「報道加害」ーー夫を殺した毒婦のネタを掴んだ。
「エスカレート」ーー私が殺されたらどうするんですか!
「誤認逮捕」ーー現場にはいつもヤツがいる。
「再犯」ーー犯人は「厚生」できるのか。
「死刑反対」ーー法の下、人を殺すなんて何事だ
ひとこと
同じく幻冬舎から2023年に発売された『逆転正義』とあわせて「正義シリーズ」になっていくのでしょうか?
内容としては関連がなさそうですが、今後も『~~正義』という作品が出てきそうな気がします。
「一億総”正義の暴走族”時代」とはうまく言いましたね。
今ではSNSやニュースサイトのコメントなどで、手軽に自分の意見を発信できる時代(って、こうやって書いているのもその1つなのでしょうか)。
自分にとっての正義は、ある人にとっては正義ではなかったり…
ネタにしようと思うといくらでもできるのでしょうが、そこから小説としての面白さをどう引き出すかに注目です。
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