【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズと甘い誘惑』

赤川次郎 三毛猫ホームズシリーズ ├ 赤川次郎

ケーキのせいで妻が殺された!
甘党の尾形秀明は、帰宅途中にケーキを2つ買って食べた20分の間に、妻を殺害されてしまった。
一方、都内のホテルでは、男性が少女用のスカートを履いて死亡する事件が2件連続して発生する。
さらには、片山刑事に新しい恋の予感も…
”甘い話”の結末は?

赤川次郎さんの『三毛猫ホームズと甘い誘惑』を読みました。

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あらすじ

甘いものに目のない会社員・尾形秀明は、会社帰りにこっそりとケーキを食べて帰宅したところ、妻が殺害されてしまっていた。
都内のホテルでは、成人男性がスカートを身につけて死亡しているのが2件続けて発見される。
そのうちの1人、トラック運転手の松木が男手1つで育てている悠は病魔と闘っていたが、〈甘党連盟〉なる団体から、入院治療費が振り込まれ、手厚い医療を受けられるようになる。

感想

なんだか、古き良き時代(?)の「三毛猫ホームズシリーズ」を読んでいる気になれました。

まず、被害者の数!
片手では全然足りないくらいの人が次々に死んでいきます。
別に、数が死ねば良いというものではありませんが、多くの人が殺害されれば、それだけの動機が必要になるということ。
そのあたりにあっさりと説明をつけてしまうところが赤川次郎さんらしいところです。

そして、片山刑事に恋の予感が…
初期の「三毛猫ホームズシリーズ」では、長編には決まって”マドンナ”が登場するのですが、ほろ苦い失恋の仕方をするのもお約束。
『三毛猫ホームズの推理』なんて、それの最たる例ですよね。

今回、ホテルで見つかった2人の男性が履いていたスカートは、小学校低学年の子供くらいのサイズだったそうですが、それを成人男性が履いているように見えるところまで引き上げられるかは怪しいところ。
私の場合、ずっと柔道をしていましたし、ケガでできなくなったあともロードバイクに乗っているので、太ももが太い方だと思いますが、太ももだけで50cm以上あります。
両太ももにスカートを2枚履けるなぁと思って、その様子を想像すると… 気持ち悪いので辞めておきましょうか。

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