ニューヨークで世界の第一線として活躍しているキュレーター、サリーにその才能を認められた真城葵。
初めて1人で手がける展覧会は、元贋作師で画家の円生の個展に決まったが、アイデアが浮かばず悶々とする日々。そんな葵を、友人の香織が大学のサークル「京もっと」に誘う。
一方、葵の恋人で、骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫・家頭清貴のもとに、探偵の小松経由で浮気調査の依頼が入る。
望月麻衣さんの『京都寺町三条のホームズ16 見習いキュレーターの健闘と迷いの森/前編』を読みました。
あらすじ
骨董品店〈蔵〉のオーナーの自宅・家頭家を会場とした、元贋作師で画家の円生の個展をキュレーターとしてプロデュースすることになった真城葵だが、アイデアに行き詰まり悶々としていたとき、友人の宮下香織から、大学のサークル「京もっと」に誘われ、「船岡山地区」の集客イベントの手伝いをすることになる。
一方、〈蔵〉のオーナーの孫で葵の恋人の清貴には、浮気調査の依頼が入る。
自身の言葉で直接確かめてみては?と助言し、お引き取り願ったのだが…
感想
「京都寺町三条のホームズシリーズ」の第16巻です。
タイトルにもある通り、『見習いキュレーターの健闘と迷いの森』という話の前編。
次の第17巻が後編になっています。
前編/後編とはなっているものの、前編である程度完結するのでは?と思いながら読んでいたのですが、最後に大きな花火が打ち上がり…
さらに、重要な案件も未完のままであることに気付きました。
「京もっと」が企画した「船岡山地区振興プロジェクト」の第1弾は成功したようですが、船岡山周辺はもっと観光客を呼びたいと思っている一方で、清水寺周辺などはオーバーツーリズムが問題になっていますね。
うまく均せたら良いのですが、やっぱり有名なところに行きたいと思ってしまうものです。
私も2度くらい京都観光をしたことがあるのですが、まだまだ行けていないところはたくさんありますし、もう1度行きたいところもあるのですが、なんせ人混みが苦手で…
比較的平日を自由に使える人間なので、平日に行っても良いかな?と思うのですが、今度はいつでも行けると思うと、なかなか重い腰があがらず…
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