【新刊】[文庫化]辻村深月『この夏の星を見る』

新刊 辻村深月 ├ 辻村深月

6/17、角川文庫より、辻村深月さんの『この夏の星を見る』が、文庫化されて発売されます。

新型コロナウイルスがまん延した2020年、高校生と中学生が主体となって、コロナ禍でもできる、天体望遠鏡を自作し、目当ての星を望遠鏡で捉える腕前を競う〈スターキャッチコンテスト〉をオンラインで開催する。

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概要

映画化決定! 2025年7月4日(金) 全国ロードショー!

この物語は、あなたの宝物になる。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。

コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。

ひとこと

2度と巡ってこない、学生時代の数年間を新型コロナウイルスによって翻弄された子供たち。
やり場のない怒りや、諦めの気持ち、そこから立ち上がる不屈の思い…
子供たちのいろんな想いと、それを支える大人たちを描いた素敵な作品になっています。

先日、角川つばさ文庫からも文庫化されていますので、親子で読むのも良いかも知れませんね。

映画化もされるとのことですので、そちらからも目が離せません。

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