【新刊】[文庫化]赤川次郎『幽霊認証局』

赤川次郎 幽霊シリーズ ├ 赤川次郎

2/5、文春文庫から、赤川次郎さんの『幽霊認証局』が文庫化されて発売されました。

警視庁捜査一課警部の宇野喬一と大学生の永井夕子が温泉街の駅に降り立つと、「千の目の町へようこそ」のパネルが。
町長が娘が誘拐されたのを教訓に、街中に防犯カメラを設置したらしい。
しかし、事実は誘拐ではなく駆け落ちで、相手の男性が町に帰ってきて大騒ぎになる。

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概要

大好評〈幽霊〉シリーズ第29弾!

宇野警部と永井夕子が訪れた静かな温泉町では、
いたるところに監視カメラが設置されていた。
かつて娘を誘拐された町長が、町民の安全を守るために始めたのだが、
町全体が不穏な空気に覆われるなか、
設置したはずのカメラが、新たな悲劇を生んでしまう――。

表題作のほか、「隣の芝生が枯れたとき」「失われたハネムーン」「死を運ぶサンタクロース」「他人の空似の顔と顔」「女ともだち」「タダより怖いものはない」の計七篇を収録。

ひとこと

警視庁捜査一課の警部・宇野の恋人・永井夕子が活躍する「幽霊シリーズ」第29弾です。

赤川次郎さんが作家デビューするきっかけになったのは、この「幽霊シリーズ」の第1作『幽霊列車』が「オール讀物推理小説新人賞」を受賞したことでした。
以降、赤川次郎さんはユーモアミステリを多く書き、気軽に読める作品というイメージですが、この『幽霊列車』は、推理小説としてもしっかり読ませてくれる作品になっています。

この『幽霊認証局』は、2022年に文藝春秋から刊行された作品で、2024年にはシリーズ第30弾となる『幽霊健診日』が刊行されています。

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