薬剤師の毒島花織とホテルマンの水尾爽太が、2泊3日の旅行へ!
といっても、2人だけの旅行ではなく、花織と同じ薬局に勤める刑部夢乃が同伴。
しかも、水尾は本来行く予定だった花織の同僚の代打…
3人が向かった先は、伊豆山中にあるデジタルデトックスとリラクゼーション体験が売りの宿。
滞在中ウォークラリーに挑戦した3人は、宿の主人から「幸運の種子」をもらうが…
塔山郁さんの『薬は死ぬほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理』を読みました。
あらすじ
ホテルのフロントマン・水尾爽太と、薬剤師の毒島花織、刑部夢乃の3人は、2泊3日で伊豆山中にあるデジタル・デトックスとリラクゼーション体験が売りの宿に旅行した。
2日目の午前中、3人は宿近くのハイキングコースを歩き、3つのキーワードを見つけたということで、宿の主人から「幸運の種子」をもらったが、帰りの電車の中で、その種子が大麻のものであることがわかる。
成熟した茎と種子の所持は法律で禁じられていないが、宿の主人はなぜ大麻の種子を3人に渡したのか?
感想
「薬剤師・毒島花織の名推理シリーズ」の第5弾です。
デジタル・デトックス、確かに面白いかも知れませんね。
でも、3人と同じく、2泊3日くらいが限界になりそう…
以前から、自宅ではスマートフォンは自室に置きっぱなしと、携帯電話を携帯しない人間なのですが、やっぱり日に何度かはスマホをチェックしないと気がすまない体質です。
今回は、メンタルの病気にも言及。
双極性障害が宿敵な私としては、適切な距離感と知識で病気のことに触れてもらって、ちょっと嬉しかったり。
ちょっと残念だったのは、このシリーズの魅力だった、薬と少し離れたところで事件が起きていることかな。
以前は、毒島さんの薬に関する知識で謎を解いていっていたと思うのですが、そこが変わってきてしまっているなぁって。
シリーズはまだ続くようなので、原点回帰に期待です。
コメント