京都寺町三条のホームズこと、骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫・家頭清貴が、研修の最後の場として選んだのが、知り合いの小松の探偵事務所!
これまで閑古鳥が鳴くような探偵事務所だったが、京都の街をよく知る清貴は、人づてを辿って次々に仕事の依頼を取ってくる。
清貴のもとで修行を積むことになった元贋作師の円生を連れ、清貴は次々に謎を解いていく。
望月麻衣さんの『京都寺町三条のホームズ12 祇園探偵の事件手帖』を読みました。
あらすじ
大学院を卒業し、さらなる見識を拡げるようにと骨董品店〈蔵〉のオーナーに指示されて様々な職業体験を積み重ねてきた、京都寺町三条のホームズこと家頭清貴が、最後の修行の場に選んだのが、小松探偵事務所。
閑古鳥が鳴く事務所だったが、清貴がビラ配りをしたところ、さっそく複数の依頼が。
感想
「名探偵ホームズ」爆誕の回です。
名字が家頭のため、家=ホーム、頭=ズということで「ホームズ」なのだと言い張ってきた清貴ですが、探偵事務所を修行の場に選んだことで、探偵ホームズが現実のものとなります。
依頼内容は、事務所が祇園にあるためか、舞妓のストーカー被害や幽霊騒動、20年前に階段から転げ落ちて記憶を失った男の犯人探しなど、様々。
清貴のもとで修行を積むことになった円生とともに、清貴は次々と事件を解決していきます。
円生のキャラクターの変わりっぷりが1つの見物。
これまで、清貴と円生は水と油でしたが、意外とうまくやっていけそう。
今回は葵の登場シーンがほとんどありませんでしたが、次回は葵の物語になるのかな?
今から楽しみです。
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