【読書】岡崎琢磨『季節はうつる、メリーゴーランドのように』

岡崎琢磨 └ 岡崎琢磨

「珈琲店タレーランの事件簿シリーズ」の岡崎琢磨さんによる、”片想いミステリ”
高校からの腐れ縁で友人関係が続いている夏樹と冬子の間だけに通じる言葉、「キセツ」
「”奇”妙なことを”説”明する」から「キセツ」なのだが、社会人になった今、ふたたび「キセツ」を行うことになろうとは…

岡崎琢磨さんの『季節はうつる、メリーゴーランドのように』を読みました。

あらすじ

「キセツ」――それは、高校からの腐れ縁で友達関係が続いている夏樹と冬子の間にだけ通じる言葉。
「”奇”妙なことを”説”明する」から「キセツ」。
高校生の頃から幾度となく繰り返してきた「キセツ」を、社会人になった今、再び2人の間で行う。

感想

「珈琲店タレーランシリーズ」の岡崎琢磨さんの作品です。
「珈琲店タレーランシリーズ」も好きですが、私はこの作品の方が好きだったかな。

くっつきそうでくっつかない夏樹と冬子。
外から見ているともどかしくてしかたないのですが、そこには理由が。
わかるなぁ。冬子の気持ち。
そして、夏樹の気持ちはもっとわかる。

1年間(それ以上?)遠まわりしたような気がする2人ですが、それはそれで、納得して次へ進むために必要な時間だったんじゃないでしょうか。
いつまでも、メリーゴーランドに乗ったままでは、前に進めませんから。

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