湊かなえさんの『高校入試』を読みました。
あらすじ
学区内随一の公立高校〈橘第一高校〉の入試前日、準備中の教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた紙が貼り出された。
さらに、黒板の上から、教師の携帯電話が見つかる。
不穏な空気が流れたまま迎えた入試当日、解答用紙が1枚紛失してしまう。
ほかにも、同窓会の会長が校舎に立ち入ろうとするなど、予定外の出来事が次々と起こるが、その様子はインターネット上の掲示板で実況されていた。
感想
視点がコロコロと変わり、合間に掲示板に書き込まれた文章が挟まれていきます。
正直、あまり読みやすくない上に、大きな変化がないので退屈さを感じてしまったり…
残り1/4くらいになってから急に面白くなってきて、一気に読み進めたのですが、私の感覚とはズレていたかなぁ。
白紙の答案が混じっていたところなど、ちょっと無理があるんじゃないかなぁと思うところもありましたし、合否の判定を巡ってもっと揉めても面白かったんじゃないかなって。
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