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望月麻衣さんの『京都寺町三条のホームズ5 シャーロキアンの宴と春の嵐』を読みました。
あらすじ
骨董品店〈蔵〉でアルバイトを始めて1年。
真城葵はホームズこと家頭清貴に恋をしていることを自覚し、春休みが終わったら告白する決意をする。
一方、ホームズも葵への想いに気付いていたが、葵が高校生であるため、想いを口に出せないでいた。
そんな中、ホームズと葵は西日本のシャーロキアンの集いに参加するが、庭の桜の木の枝が折られたり、会員が持ってきた資料が盗難に遭ったりしてしまう。
感想
「京都寺町三条のホームズシリーズ」の第5弾です。
葵が骨董品店〈蔵〉でアルバイトを始めてから1年。
ようやく葵とホームズの恋のベクトルが同じ方向を向き始めます。
葵が春休みが終わったら、とタイムリミットを設定したことで、ドキドキ。
葵が、《ホームズさんに惹かれていることを薄々気付いていながらも、失うのが怖くて、それを認めることができずにいた》と思い返すシーン。非常に良くわかります。
今となっては、絶対両思いだっただろうと思うのに、友達としての関係すらも失ってしまうのが怖くて、結局友達のまま卒業し、別れてしまった経験が…
それも今では良い思い出ではあるのですが。
シャーロキアンの会に登場する人物の多くは、実際のシャーロキアンの会の会員をモデルにされているそうですが、シャーロック・ホームズ愛がひしひしと伝わってきます。
これほどまでに愛される小説(キャラクター)は、世界広しともそうはいないのではないでしょうか。
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