岡崎琢磨さんの『珈琲店タレーランの事件簿5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように』を読みました。
あらすじ
京都の街の一角にある喫茶店〈タレーラン〉の常連客・アオヤマは、中学1年生だった11年前に、河原で8歳年上の女性・眞子と出会い、彼女の仕事が休みである月曜日のたびに河原で話をしていた。
そして、11年ぶりに偶然の再会。
彼女は名字が変わり、パートナーの不倫に悩んでいた。
感想
これまでになく、文学的な作品になっています(って、この作品自体が文学なんですけどね)。
今回大きな意味を持っているのが『源氏物語』。
私は読みかけたことはあるのですが、途中で挫折してしまい、それきりになってしまっているんですよね。
ちなみに、NHKの大河ドラマ『光る君へ』は毎週見ています。
吉高由里子さんが、好きな俳優さんの1人でして…
アオヤマと眞子の関係も気になるところですが、それと同時に気になるのが、アオヤマとバリスタの切間美星の関係。
これまで曖昧な態度を取り続けていた2人ですが、ちょっとしたきっかけで大きく関係が動くことがあるんですよね。
このままなんとなくいってしまうのかなぁと思っていた2人の関係がどうなるのか、やきもきしながら読ませていただきました。
『源氏物語』を読んだことがなくても、問題なく読める内容になっていますので、気軽に手に取っていただけたらと。
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