一色さゆりさんの『コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの』を読みました。
あらすじ
大英博物館を辞めたコンサバター(美術修復士)のケント・スギモトのもとに、行方不明になっていたゴッホの11枚目の『ひまわり』が持ち込まれた。
しかし、修復が完了した日の夜、強盗によって『ひまわり』が盗み出されてしまう。
さらに、フェルメールの真作を示す古文書が出てきた『少女と手紙』も盗まれてしまう。
感想
『コンサバター 大英博物館の天才修復士』の続編です。
ケント・スギモトのアシスタントを務めていた糸川晴香も独立。
引き続き、スギモトのアシスタントを務めています。
今回は行方不明になっている11枚目の『ひまわり』と、常に真作かどうかが問われるフェルメールの作品をメインに据えてきました。
どちらも絵画ファンのみならず、広く知られた美術界の”謎”ですよね。
目の付け所は良かったと思うのですが、話を少々広げすぎたかな?と思う節も。
スケールが大きくなって面白くはあったのですが、細部にアラが目立ってしまったように思いました。
現時点でもう3作出ているようなので、そちらも楽しみにしています。
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