麻加朋さんの『青い雪』を読みました。
あらすじ
少女が飛び降り自殺をし、下を歩いていた通行人を巻き添えにする事件が発生した。
息を引き取る前、少女が「青い雪」と言ったため、「ブルースノー事件」と言われるようになった。
一方、国会議員の的場邸に、3組の家族が集まった。
中学生になった寿々音のクラスメイトたちと一緒にかくれんぼをしていたとき、蓮見医師の娘・亜矢が行方不明になってしまう。
感想
はじめは少し読みづらくて、なかなか頭に入ってこないなと思いながら読んでいたのですが、途中から少しずつ面白くなってきて、ページをめくる手が止まらなくなってしまいました。
ミステリの範疇を超えた、深みのある作品で、なかなかに重い話。
それでいて、読んでいて気が重くなりすぎないところが上手さなのかな。
最後の1行は、はじめは意味がわからなかったのですが、意味がわかると、うわっ!って…
なかなか濃密な読書をさせていただきました。
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