【読書】岡崎琢磨『珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは』

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岡崎琢磨さんの『珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは』を読みました。

あらすじ 

京都にある〈純喫茶タレーラン〉のバリスタ・切真美星が、関西のナンバーワン・バリスタを決める『関西バリスタコンペティション(KBC)』に出場することになった。
店の常連客・アオヤマも付き添いとして会場に入るが、コンテストで使用する予定のコーヒー豆に欠点豆が混ぜられるなど、出場者同士の足の引っ張り合いが疑われる事件が発生する。
美星はアオヤマとともに事件を解決するために奔走するが…

感想

「珈琲店タレーランの事件簿シリーズ」の3作目です。
今回の舞台は関西のバリスタ・ナンバーワンを決めるKBC。
予選を勝ち抜いた美星は決勝に駒を進めましたが、そこで出場者同士の妨害行為と思われる事件が発生します。
ハンドミル片手に「この謎、よく挽けました」となるのかなぁと思いきや、ハンドミルなしでも事件を解決できるんですね(第2作もそうだったっけ?)。

エスプレッソ、コーヒーカクテル、ラテアート、ドリップの4種目で争われるのですが、描写が実にリアル。
岡崎琢磨さん自身が、バリスタのコンペティションに足を運んだというだけのことはあります。

最後に美星が口にしかけた質問、アオヤマの答えが聞きたかったなぁと思うのは、私だけではないはず。
でも、その答えを聞いてしまうと、シリーズが終わってしまいそうで怖い気も…
いつかその答えを聞けるときが来るのかなぁと思いながら、読ませていただきました。

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