近藤史恵さんの『カナリヤは眠れない』を読みました。
あらすじ
雑誌社に勤める小松崎雄大は、金銭感覚が狂ってしまってカード破産を迎えようとしているような女性の特集を担当することになった。
首を寝違えてしまった雄大は、偶然知り合った女性が勤める接骨院を紹介されるが、そこは雑居ビルの屋上だった。
腕はピカイチだが、偏屈で変わり者の院長の合田。
その前に、カードで身を滅ぼそうとしかかっている女性が現れるが、合田は彼女にただならぬ気配を感じる。
感想
久々の近藤史恵作品です。
サイクルロードレースが好きな私は、『サクリファイス』をはじめとしたシリーズ作品は読んだことがあったのですが、それ以外の本ははじめてでした。
この作品で雑誌社の小松崎が追っているのは、カードで身を滅ぼそうとしている女性。
本当に、クレジットカードって怖いですよね。
現金で買おうとすると躊躇する買い物でも、カードならすっと支払ができてしまう…
つい最近も、本当に必要な買い物だったのかな?って思う買い物をしていたり…
ちなみに、私は欲しいと思った物でも、なるべくその日には購入しないということを心がけています。
いったん頭を冷やし、本当に必要なものかどうかを考えるように。
「サクリファイスシリーズ」以外の初の近藤史恵作品でしたが、読みやすく、面白い作品でした。
「整体師〈合田力〉シリーズ」としてシリーズ化されているようなので、そちらの方も、そして、他のシリーズにも手を伸ばしてみたいと思います。
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