小路幸也さんの『国道食堂 2nd season』を読みました。
あらすじ
小田原市から甲府市へ抜ける裏ルート・国道517号線沿いにある〈国道食堂〉。
元プロレスラーの本橋十一が店主を務めるこの店の真ん中には、プロレスのリングが鎮座しており、週末の夜には、そこでプロレスや音楽ライブなどが催されている。
常連客でプロレス好きの久田亜由は、会社の先輩・篠塚洋人とこのリングの上で結婚式を挙げることを決める。
感想
『国道食堂 1st season』の続編です。
〈国道食堂〉を訪れる客たちの目線で、代わる代わる物語が語られていくのですが、今回は女性目線が多かったかな。
国道沿いの、トラックドライバーも利用する食堂というと、女性は近づきにくいイメージがあるのですが、これって偏見ですよね。
まだ少ないとはいえ、女性のトラックドライバーだっているんだし、仕事で通りかかる人だっているんだし。
良い店には、良い客が集まる。そんな基本的なことを改めて教えられた気がしました。
店を訪れる客の数だけ物語がある。
中には、この続きは?と思うものもありましたが、3rd season(があれば)の中で明らかになっていくものもあるんだろうなぁって。
1人1人の物語は短いのですが、それが良いテンポを生み出していて、私はこのシリーズ結構好きです。
今は、3rd seasonが出るのを心待ちにしています。
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