【読書】小路幸也『フロム・ミー・トゥ・ユー』

小路幸也 東京バンドワゴンシリーズ ├ 小路幸也

小路幸也さんの『フロム・ミー・トゥ・ユー』を読みました。

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あらすじ 

堀田藍子と紺の異母弟・青が堀田家へやって来た日の話
〈東京バンドワゴン〉の主人・勘一が幼馴染みの見舞いに行く話
紺と亜美の出逢い…
「東京バンドワゴンシリーズ」を飾る面々のエピソード集

感想

「東京バンドワゴンシリーズ」の8作目です。
4で割れるということは、通常のストーリーではなく、サイドストーリーの回ですね。
この4回に1回サイドストーリーを挟むという手法、なかなか勇気のある決断だったのではないかと思います。
いつも通りの形式なら、「この出来なら、これくらい売れるかな?」って予想が立ちそうなものですが、形式をがらっと変えてしまうと、そのあたりの加減が良くわかりませんし、それが次回作以降にも響いてしまうかも知れません。
もっとも、小路幸也さんとしては、そこまで計算ができていて、不安要素なしに書かれているのかも知れませんが…

実際に読んだ感触ですが、やっぱり「東京バンドワゴン」だなぁって。
過去の話、現在の話、いろいろですし、エピソードごとに語り手が変わるのですが、どの話を読んでも、やっぱり「東京バンドワゴン」なんですよ。

紺と亜美さんの出会いなんてのも、ほぉって感じでしたし、藤島さんが初めて店にやってきたときのエピソードも、話には聞いていたけど、実際にはこんな感じだったんだと、興味深かったです。

ほかにも語られていないエピソードがたくさんありそうなので、次回のサイドストーリーも楽しみにしていたいと思います。

コメント

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