森博嗣さんの『サイタ✕サイタ』を読みました。
あらすじ
都内では、ガソリンに着火装置を取り付けた連続爆発事件が発生していた。
同じ頃、椙田の事務所に、佐曾利隆夫の素行調査依頼が持ち込まれる。
小川令子らが佐曾利のあとをつけてみると、以前同棲していた野田優花をストーキングしていた。
さらに、アルバイトの真鍋瞬市と永田江梨香が、優花のマンションの敷地内で、女性の遺体を発見する。
感想
「Xシリーズ」の5作目です。
前作『ムカシ✕ムカシ』で、短期アルバイトとして椙田の事務所に雇われた永田江梨香が、そのまま今回の仕事にも加わっています。
佐曾利隆生の素行調査という依頼でしたが、都内で発生している連続爆発事件(実際にはガソリンを発火させているだけなので、連続発火事件?)と、野田優花の周囲の人が殺害される殺人事件に関わることになってしまいます。
このシリーズの特徴なのか何なのかよくわかりませんが、相変わらず不明点いっぱいで終わってしまう物語…
犯人だけ教えるので、あとは自分で考えてくださいみたいな、不親切な書き方になっています。
まぁ、犯人に辿り着くまでは、それなりに推理が行われているのですが、枝葉末節の部分では、わからないことだらけ。
それを含めて、ざっくりと読めば良いのかな?って思いながら読んでいます。
現在までに刊行されている「Xシリーズ」はあと1冊。
最後はピシッと決めてほしいところですが、そんなところがこのシリーズの魅力なんだろうなぁ。
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