赤川次郎さんの『吸血鬼と呪いの森』を読みました。
仲村めぐみの一家は郊外の戸建て住宅に引っ越した。
しかし、真夜中めぐみが窓の外を見ると、木の枝が間近に…
家の近くに森はあるが、家の窓に枝が届くような距離ではない。
こういう作品好きだなぁと思ってしまいました。
大自然の象徴でもある森と、吸血鬼のフォン・クロロックの競演。
私はこのシリーズに、こういう話を期待していたのではないだろうかと思ってしまうほど、私の胸に突き刺さる作品でした。
表題作のほか、『吸血鬼の渡る島』、『吸血鬼と失われた記憶』が収められています。
『吸血鬼の渡る島』
クロロック一行は、孤島にある竹ノ原貴一の屋敷へ。
竹ノ原はクロロックに、2年前に死んだ妻を殺害した犯人を見付けてほしいと依頼する。
『吸血鬼と失われた記憶』
クロロックとエリカは高級フレンチレストランへ。
しかし、2人のテーブルを担当したウェイトレス・野崎雪乃が狙撃されてしまう。
なぜか雪乃は、人が考えていることがわかるようになって…
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