赤川次郎『親しき仲にも殺意あり』

赤川次郎さんの『親しき仲にも殺意あり』を読みました。

 

 

平田結美と森口容子は幼稚園の時からの大の仲良し。
しかし、刑事になった容子に対して、結美の職業は組織の暗殺者。
容子は部下の北川とともに、大学の同級生・佐々木恭一の警護を任されるが、その佐々木の命を、結美が組織からの命を受けて狙っていた。

赤川次郎さんらしい作品です。
幼馴染みが法律のあっち側とこっち側に別れて対峙する。
そこに、もう少し人間ドラマや心の葛藤といったものがあれば言うことなしなのかも知れませんが、人間ドラマはもっぱら結美の妹で高校生の聡美の担当。
これはこれで面白いのですが、結美と容子のギリギリのせめぎ合いが見たかったかな。

結美のボス・河合の企みの内容は、ちょっと複雑すぎて、ピンと来なかったでしょうか。
最後の最後は衝撃的でしたが、ある意味赤川次郎さんらしくない終わり方だったかも知れません。

 

 

 

 

過去の「赤川次郎」記事

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

 

coralの読書記録 - にほんブログ村

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました