赤川次郎さんの『吸血鬼は世紀末に翔ぶ』を読みました。
あらすじ
かつてヨーロッパの城に存在したという、「バラの間」。
そのバラの間に案内されて非業の死を遂げた東野恒一の妹・ひかりは、日本に東ヨーロッパ風の城を建て、フォン・クロロックを招待した。
クロロックの不思議な力を頼ってのことだというのだが…
一方、ホームレスの右腕がもぎ取られるという事件が発生する。
クロロックは無事事件を解決できるのか?
感想
この作品には、バラの間のほかに、人狼という聞き慣れない言葉が出てきます。
こういった言葉をいったいどこから引っ張り出してくるんだろうなぁと、ますます赤川次郎さんのことがわからなくなってしまうような作品です。
この驚異的な執筆ペースといい、実は赤川次郎さんが吸血鬼なのではないかと思ってしまったり…
舞台を東ヨーロッパに移したかのような、ちょっと不思議な香りが漂う作品に仕上がっています。
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