赤川次郎さんの『吸血鬼と死の花嫁』を読みました。
神代エリカと大月千代子と橋口みどりの3人は、ホテルのブライダル・ショーで、サクラのアルバイトをすることに。
ショーの目玉であるファッションショーが終わったとき、5人のモデルたちが「魔女万歳!」「地獄を見よ!」と叫びながら、毒ガスが入った発煙筒を投げはじめた。
エリカが会場の扉を開けたため難を逃れたが、本来のモデル5人と、モデルに化けた5人が死ぬ惨事になってしまった。
「吸血鬼」と「花嫁」の2つの単語が入っているため、「吸血鬼エリカシリーズ」と「花嫁シリーズ」のコラボ?と少し期待してしまいますが、「花嫁シリーズ」とは何の関係もない、純然たる「吸血鬼エリカシリーズ」の1作になっています。
吸血鬼をはじめ、中世ヨーロッパの伝説などを引っ張り出してくることが多いこのシリーズですが、今回は魔女狩りの犠牲となった魔女が相手。
惨殺された魔女の霊が現代に蘇って…となると、「怪異名所巡りシリーズ」になってしまうのですが、最近、この2つのシリーズの境目がわからなくなることがあります…
過去の「赤川次郎」記事
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