赤川次郎『霧の夜にご用心』

赤川次郎さんの『霧の夜にご用心』を読みました。

 

 

切り裂きジャックに憧れる平田正也は、黒ずくめの衣装を用意し、ナイフを砥ぎながら、犯行にうってつけな霧の夜を待ちわびていた。
そして訪れた霧の夜、平田は会社の顧問会議で醜態をさらした桜田に標的を絞る。
桜田との距離を詰めようとしたその時、闇の中から現れた女性に誘われ、桜田は路地の中へ…
女が立ち去ったあと、路地を覗き込むと、桜田が殺害されていた。

切り裂きジャックに憧れて犯行の機会を待つも、いつも寸前のところで邪魔が入る平田正也。
そんな危険な思考は女性を引きつけるのか、急に女性にもてはじめます。
自分の猟奇的思考に二の足を踏む平田ですが、そんな格好良く物事が進むわけではなく…

どちらかと言うと、女性にもてない落ちこぼれ会社員の平田が主人公の作品ですが、赤川次郎さんの作品としては珍しく(?)探偵役も担っているようです。
脇を固める女性たちが探偵役になるのかと思いきや、平田が抱えている秘密が大きすぎるだけに、平田以外に探偵役を担える人物がいなかったようです。

この作品のテーマは1888年のロンドンを騒がせた「切り裂きジャック」。
赤川次郎さんも『百年目の同窓会』や『霧の夜の戦慄 百年の迷宮』、『吸血鬼と切り裂きジャック』など、何度か取り上げておられますね。
切り裂きジャックと聞くと、少しワクワクしてしまう私も、ちょっと危険な人なんでしょうか。

 

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