赤川次郎さんの『湖底から来た吸血鬼』を読みました。
ダムの底に沈んだ村が干上がり、正体不明の怪物が蘇った。
村の住人の一部が移り住んだ団地では、血液がすべて抜き取られた死体が発見される。
そして、夏休みを利用して、吸血鬼のフォンクロロック一家と、娘の神代エリカの友人、大月千代子と橋口みどりの6人は、ダム近くにある保養所に避暑に出かけることに。
そこで、謎の怪物と対峙することになる。
今回ははっきりと、湖底から蘇った怪物が悪者とわかる話になっています。
その正体がなんなのかということと、どうやって退治するのかというところがポイント。
最後まで読んでみて、似ているなと思ったのが、映画『プレデター』。
あの手の映画の展開にそっくりです。
映画の展開に似ているのは、優れた作者が書くと同じような展開になるということなのか、はたまた赤川次郎さんが映画好きだからなのか…
いずれにせよ、わかりやすい展開であることは確かですね。
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