赤川次郎『吸血鬼は泉のごとく』

赤川次郎さんの『吸血鬼は泉のごとく』を読みました。

 

 

東京の街中に、突然泉ができた。
ただならぬ気配を察した神代エリカは、父で吸血鬼のフォン・クロロックに相談する。
クロロックは、人が水の霊をを呼び出したと推測する。
はじめは溺れる人が出たりする程度だった泉が、だんだんと力をつけ、ついには死者まで…

超人現象vs.吸血鬼といった構図が鮮明に描かれている作品です。

でも、その超常現象を操っているのは人間。
そこがいまいち馴染めないんですよね。
人間でない吸血鬼がやるのなら、超常現象もすんなり受け入れてしまうのですが、それを人間がやるとなると、違和感が…
やはり、人間の力の範囲vs.吸血鬼の力というのをこの作品に求めてしまいます。

なんて文句を言いつつ、このシリーズを片っ端から読んでいるので、やっぱり好きなんだと思います。

 

 

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