赤川次郎『厄病神も神のうち』

赤川次郎さんの『厄病神も神のうち』を読みました。

バスガイドの町田藍が、お得意さまで高校生の遠藤真由美とイタリアンレストランで食事をしていると、近くのテーブルで女性がクビを宣告されていた。
その女性は、「やめた方がいいですよ。私をクビにしたら、きっと後悔します」と淡々とした調子で答えていた。

後日、ツアーの帰り道で、藍が乗車するバスの前に男が飛び出してきた。
幸い、藍の「予知夢」のお陰で難を逃れることができたが、バスの前に飛び出してきた男性は、先日イタリアンレストランで女性・高杉百合江にクビを宣告していた板東という人物だった。

板東が勤める食品会社は、新しく清涼飲料の分野に進出したのだが、百合江をクビにしたあと、製品を回収する騒ぎに。
さらに、事後対応から解放された板東が乗ったタクシーが人身事故を起こし、事故現場から離れた板東は救助を行わなかったと非難されることに。

“ちょっと”霊感が強い藍は、”厄病神”である百合江を「退治してくれ」と頼まれ…

霊感の強いバスガイド・町田藍が活躍する「怪異名所巡りシリーズ」シリーズの4冊目です。
ホラーが苦手な私も、このシリーズは大丈夫。
もちろん、永井夕子が活躍する「幽霊シリーズ」も大丈夫です(本当に幽霊が出てくるわけじゃありませんから)。

大手ツアーバス会社「はと」をリストラされ、弱小ツアーバス会社「すずめバス」に再就職したという、思わずニヤリとしてしまう設定。
「すずめバス」と書いても、「はと」は「はと」だけなんですよね。
この「すずめバス」の社長の筒見は、藍が霊感が強いことに目をつけ、心霊スポットや幽霊絡みのツアーを次々と企画します。
その先々で、藍が死者を安らかな眠りに誘うというのが、このシリーズのパターン。
(私生活でも巻き込まれている気がしますが…)

「霊」を「悪」としないところが、このシリーズの好きなところかな。
短い話で、サクサクと読めてしまうのもお気に入りのポイントです。

 

 

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