【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団10 父恋し篇』

赤川次郎 三姉妹探偵団 ├ 赤川次郎

実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『三姉妹探偵団10 父恋し篇』を読みました。

あらすじ

前作『三姉妹探偵団9 青ひげ篇』でオーストリアを訪れた佐々本三姉妹と国友刑事は、そのままスイスのムルテンを訪れる。
そこでは、20年ほど前、現地に駐在中だった会社員・水科和也と現地の女性の子・ルチアが飲食店を一人で切り盛りしていた。
水科は、女性を殺害した疑いで日本国内を逃亡していたが、1年ぶりに帰った自宅で、死期が迫った母・カチアからの手紙を読み、ルチアの存在を知る。
ルチアに会うためにスイスへ向かった父のあとを追って、娘の梨香もスイスへ向かう。

感想

佐々本三姉妹の行く先、殺人事件ありではないですが、せっかく冬休みを過ごすためにスイスを訪れた三姉妹の前に、またしても厄介ごとが。
異母姉妹であるルチアと梨香の出会いのシーンや、手を取り合う姿など、赤川次郎さんはこういう場面を書くのもうまいんだぞってことを思い出させてくれます。
このシリーズのお約束ごとのように、ドタバタしたシーンが多いのですが、その合間合間に、家族の絆が描かれているのが良いバランスでした。
最後も少ししっとりとした終わり方だったかな?

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