赤川次郎さんの『やり過ごした殺人』を読みました。
感想
母は泥棒、長男は殺し屋、次男は弁護士、長女は詐欺師、三男は刑事という、「早川家シリーズ」の第2作です。
今回は、前作『ひまつぶしの殺人』で早川家に加わった次男・圭介の妻岐子も登場します。
映画『オーシャンズ11』でも、第2作の『オーシャンズ12』では1人加わって12人になりましたが、それに似てますね。
今回もさらに1人加わり、次回作は『オーシャンズ13』のようになりそうなところや(『早川家7』?)、最後に家族が大集合するあたり、「オーシャンズシリーズ」を彷彿とさせます。
早川家の個性豊かなキャラクターたちが、それぞれの個性を発揮し、事件を大団円にもっていく。
これだけの個性の塊を操るのですから、やっぱり赤川次郎さんは凄いです。
普通なら、弁護士や警察官といった”一般的な”職業の人たちが、他のキャラクターに負けてしまいそうなものなんですが、ぜんぜん負けていないんですよね。
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