赤川次郎さんの『卒業式は真夜中に』を読みました。
卒業式の日、3年生を送り出した如月映美は、敬愛する先輩・神山治子が高校最後の1年を過ごした教室へ入っていった。
すると、床の上に落ちていたケータイにメールが送られてきた。
思わずケータイを取り上げてメールを見ると、「あんな奴を放っちゃおけない。私たちの手で殺さなきゃ。今夜十一時に学校で!」と書かれていた。
その夜、映美が講堂を訪れると、教師の久岡が刺殺されており、その脇にはナイフを手にした治子が立っていた。
降り始めた雨にずぶ濡れになっていた映美を車で拾って、着替えを用意してくれた音楽教師の畑久美子と、その恋人の相原進…
一夜にして映美の人生が大きく変わっていく。
これまでとは打って変わったような人生を送ることになったヒロイン。
その前後でヒロインに関わった人たちが、奇跡的な出会いをする。
これまでにも何回か見たことがあるようなストーリーでしたが、この作品で何を言いたかったのかがいまいち見えてきませんでした。
結末も、するするっと糸がほどけるような展開を期待していたのですが、途中で引っかかりながら、なんとかほどけたような感じ。
こういう展開の話は、赤川次郎さんの真骨頂だと思っているので、期待が大きすぎたのでしょうか。
良い作品なのですが、期待が大きかっただけに…といった印象でした。
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