実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『花嫁の時間割』を読みました。
このシリーズのヒロイン・塚川亜由美のもとに、3通の結婚式への招待状が届いた。
花嫁の名前は、3通とも高校の同級生・城之内ゆかりになっていた。
挙式日は3つとも同じ日。開始時間と会場、そして花婿の名前だけが違っていた。
ありそうで、なかなかない(当たり前か)設定で進められるこの作品。
いずれも一長一短ある花婿候補の間での争奪戦へと繋がっていきますが、やがて殺人事件へと発展してしまいます。
そこに、花婿候補の職場の人間が絡んできたため、事件はより複雑なものに。
いつもは、亜由美と愛犬のドン・ファンの名推理(?)によって、事件解決に繋がるのですが、今回の殿永部長刑事の行動は、少しずつ後手に回っていたかな、という印象を受けました。
過去の「赤川次郎」記事
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