【読書】赤川次郎『冬の旅人』

赤川次郎 ├ 赤川次郎

実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『冬の旅人』を読みました。

広告
広告
広告
500万冊以上の電子書籍が読み放題『Kindle Unlimited』への登録はこちらから

あらすじ

国際的なバリトン歌手のディートリッヒ・F=Dのもとに、東京公演の日の朝電話がかかってくる。
「あなたが今夜〈冬の旅〉を歌うと、人が死ぬことになるのです」
と言うのだ。

予定通り〈冬の旅〉を歌い終えたF=Dが楽屋に戻ると、椅子に座った男性の死体が待ち受けていた。

感想

ドイツ語を操る刑事井手が登場しますが、探偵役はディートリッヒ・F=D。
井手は、警察が持つ情報との橋渡し役といったところでしょうか。
F=Dは、シューベルトの〈冬の旅〉の歌詞からヒントを得ながら、推理を進めます。

『冬の旅人』は、表題作の『冬の旅人』を含め、『巨人の家』、『本末転倒殺人事件』、『三毛猫ホームズの水泳教室』の4作の短編からなっている短編集です。

『本末転倒殺人事件』は、タイトルが『〈四字熟語〉+殺人事件』の形をとっていますが、大貫警部が登場するシリーズではありません。

一方、『三毛猫ホームズの水泳教室』では、片山刑事の妹晴美の代わりに、「幽霊シリーズ」の永井夕子が登場。
夕子は大学2年生と名乗っていますので、「幽霊シリーズ」の第1作『幽霊列車』よりも前の話ということになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました