実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『三姉妹探偵団7 駆け落ち篇』を読みました。
三姉妹の長女・綾子は、友人・米原朋子の婚約披露パーティーで、重要な役割を言いつけられる。
朋子がパーティーを途中で抜け出して、駆け落ちをするので、その手助けをして欲しいというのだ。
なんとかパーティー会場を抜け出した2人だったが、車の事故で朋子が怪我をしてしまう。
奇跡的に(!)新幹線の発車時間までに東京駅に辿り着いた綾子だったが、新幹線の隣の席に座っていたのは、朋子の駆け落ち相手とは別の男性だった。
一方、三女・珠美は朋子の婚約相手・牧田紘一に連れ出され…
本来駆け落ちする予定だったカップルとは、まったく別の2人が駆け落ちすることになるこの作品。
珠美にいたっては、2度も連れ去られることになり、何がどうなっているかわからないような、複雑な展開に。
それでも、まぁるく収まるところは、さすが三姉妹。
今回は、次女・夕里子の名探偵っぷりよりも、綾子の素朴さと、珠美のちょっと大人になった姿が目立った作品だったでしょうか。
過去の「赤川次郎」記事
過去の「三姉妹探偵団」記事
コメント