実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『沈める鐘の殺人』を読みました。
あらすじ
高校で社会科を教える迎三千世は、一端個人的事情により教職を離れたのだが、急遽職が必要になり、鐘園学院で教鞭を執ることになった。
鐘園学院は、私立の寄宿制の学校で、校庭の片隅には、大きな池と鐘楼が建っていた。
二十年ほど前、泥棒が入って、鐘楼から鐘を持ち出そうとしたが、ハプニングが起きて、鐘は池の底へと沈んでしまっていた。
感想
時折、池の底に沈んだ鐘が鳴り響くという伝説が残る、どこかホラーテイストのある作品になっています。
しかも、二十年前に泥棒が鐘を持ち出そうとした際、1人が銃で撃たれて池に転落し、鐘の下敷きになっているという話まで…
学院の土地を売って住宅地にしてしまおうという勢力と、学院を守ろうとする勢力に二分された争いは、ついに殺人事件にまで発展することに。
殺人事件の謎を解き、学院を守ることができるのか?
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