実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『純情可憐殺人事件』を読みました。
あらすじ
歯科医の日高茂生が自宅で包丁で刺され殺害された。
妻の美保は自分が夫を殺害したと自白しているのだが、警視庁の名物警部・大貫は「この女は、犯人じゃない」と言う!
感想
四字熟語殺人事件シリーズの5冊目となります。
シリーズとしても安定してきて、登場人物のキャラクターもできあがってきた頃なのですが、普段なら「夫が殺されたら妻を疑え!」と叫ぶ大貫が、今回は「この女は、犯人じゃない」と言いだします。
その大貫を応援する向井直子と、大貫を信用できない直子の恋人で大貫の部下の井上刑事。大貫を捜査一課から遠ざけられるのならと、大貫の方針を認める箱崎捜査一課長。やっぱり安定の流れでしょうか。
大貫が「この女は、犯人じゃない」と言った理由と、最後に見せた推理の根拠とは?
警視庁の”迷”警部の推理が冴え渡ります。
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