【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団5 復讐篇』

赤川次郎 三姉妹探偵団 ├ 赤川次郎

実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『三姉妹探偵団5 復讐篇』を読みました。

あらすじ

父親が出張で留守の佐々本家に、ナイフを持った女・小西清子が押し入ります。
清子が言うには、佐々本家の次女・夕里子に息子・栄一を殺害されたらしい。
栄一は、大富豪の令嬢・吉沢早苗の誕生日パーティーが行われた日、ナイフで刺殺されていた。
清子の誤解は解けたものの、事件の謎を探るために、佐々本家の長女・綾子を早苗が通う学校に実習生として送り込む。

感想

佐々本綾子は学校で体育を教えることになりますが、なにせ運動音痴な綾子のこと。
バレーボールをすれば頭にボールを食らうし、ジョギングをすれば1番に貧血で倒れてしまいます。
でも、一生懸命に生徒と向き合おうとする姿には、心ひかれるものがあります。

「目を離すと、生徒ってやつは何をするか分からない」というのではなく、「目を離してやらなきゃ、生徒たちだって、自分に何ができるか分からない」という言葉が出てくるのには、身につまされる思いがします。

神経性の胃炎を不治の病だと思い込んでしまう、相変わらずの綾子ですが、教職というのは天職かもしれないなぁと思ってしまいました。

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