実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『三毛猫ホームズの恐怖館』を読みました。
警視庁捜査一課の刑事・片山義太郎は、偶然アパートでのガス漏れに出くわす(もっとも、気づいたのは三毛猫のホームズだったが…)。
爆発は避けられなかったものの、住民は無事避難した後だった。
しかし、事故現場からは女子高生・野田恵子の絞殺体が見つかる。
続いて、片山をアパートへ訪ねてきた女子高生・橋本信代も、わき腹を刺されてしまう。
さらに、事件の情報を求めて訪れた上志学園高校では、萩野クニ子が腕を刺されてしまう。
映画、演劇が大好きな赤川次郎さんらしい、安定感抜群の作品となっています。
三毛猫のホームズはもちろんのこと、第1の事件の被害者・野田恵子の飼い猫ニュイも良い味を出しています。
最後、舞台を通して犯人を追い詰めていくところは、緊張感に包まれていて、すっかり物語の中に引き込まれてしまいました。
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