赤川次郎『冠婚葬祭殺人事件』

実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『冠婚葬祭殺人事件』を読みました。

礼儀作法の家元・本俵家では、2年近くにおよぶ後継者争いを経て、先代の娘・一宮美貴が跡を継ぐことになった。
その家元披露パーティーの警護を、警視庁捜査一課の大貫警部と井上刑事が担当することになった。
パーティーの最中、美貴が杉浦房夫という男に襲われるが、たまたま近くで警戒にあたっていた井上が取り押さえ、事なきを得る。
これで井上に一目惚れした美貴は、井上と結婚することに?

「四字熟語殺人事件シリーズ」の第3作となるこの作品ですが、前作『起承転結殺人事件』で登場した向井直子も加わり、シリーズの形が固まってきた作品となっています。

家元披露パーティーが「冠」、井上との結婚が「婚」、とくれば、「葬」「祭」と続くわけですが、「冠」以外は大貫が仕組んだこと。
関係者を一堂に集めて一気に片付けるというハチャメチャな捜査方針を立てるのですが、同じことを考えていた人間がもう1人いたわけです。
このあたりがさすがだなぁと、舌を巻いてしまいました。

 

 

 

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