赤川次郎『泥棒は世界を救う』

赤川次郎さんの『泥棒は世界を救う』を読みました。

N国から来日したマドラス大統領が、何者かに狙撃された。
命に別状はなかったものの、そのマドラス大統領の命を狙おうと、追っ手がかかる。
マドラス大統領暗殺計画の裏には、武器取引の密約が隠れていた。

おなじみ、「夫は泥棒、妻は刑事シリーズ」の最新刊です。
犯人側は、4歳の息子を人質にとって、マドラス大統領の暗殺を一般女性に強制します。
要人の命のためなら、民間人1人の命なんて…となりそうなところですが、それを許さないのが妻・真弓の良いところ。
超人的な身体能力と推理力を兼ね揃えた夫・淳一とともに、犯罪グループに立ち向かいます。
今回は、部下の道田刑事の出番も目立たないほど、組織力ではなく個人の力で戦っている姿が印象的でした。

最後にすべてを丸く収めてしまう淳一の”大岡裁き”と、人間ドラマからも目が離せません。

 

 

 

過去の「赤川次郎」記事

 

 

 

過去の「夫は泥棒、妻は刑事」記事

 

 

 

 

 

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