内田康夫さんの『華の下にて』を読みました。
京都で殺害されたルポライターの代わりに国際生花シンポジウムの取材で京都を訪れた浅見ですが、新進華道家牧原良毅の秘書中瀬信夫がホテルの部屋で殺害されているのを発見します。
浅見は牧原から中瀬の事件を調査して欲しいと依頼され、京都の華道界に潜む謎に迫ります。
この作品、個人的には「浅見光彦シリーズ」の中で1番の出来ではないかと思っています。
とにかく美しいんです。
前衛生花の描写など、目の前に生けられているかのごとく頭の中に広がります。
また、ストーリーも起承転結を絵に描いたような美しい流れ。
一読の価値アリだと思いますよ。
過去の「内田康夫」記事
コメント