【読書】内田康夫『皇女の霊柩』

内田康夫 浅見光彦シリーズ ├ 内田康夫

内田康夫さんの『皇女の霊柩』を読みました。

あらすじ

品川の空き地で大学職員の大塚瑞枝が殺害されているのが見つかった。姪の智美から要請を受けた浅見は事件の解明に乗り出すが、訪れた馬籠では半月前に発生した東京に住む会社員・弘田裕子が殺害されていた。馬籠の隣の宿場町、妻籠の女性が東京で殺害され、東京の女性が馬籠で殺害されたことに興味を持った浅見は調べを進めるが、二件の殺人事件に関係する人物たちの共通点は、皇女和宮の棺にあった。

感想

この作品では、東京と馬籠で発生した殺人事件ではなく、皇女和宮に祟られた人々を中心に物語が展開されていきます。
浅見はその中で拾い集めた髪の毛のような細い細いヒントを撚り合わせ、最後の謎解きに挑む。

弘田裕子殺害のトリックは、着目点が非常に面白いのですが、「時間を合わせる」という点で無理があるのではないかと感じた。
また、トリックの「小道具」に関しても、どうやって用意し、どうやって回収したのかという点に疑問が残りました。

コメント

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