内田康夫さんの『佐用姫伝説殺人事件』を読みました。
浅見が母・雪江の名代で訪れた陶芸家・佐橋登陽の個展会場で出会った評論家・景山秀太郎が殺害されました。死体の上にはなぜか黄色い砂が撒かれ、ホテルの室内には「佐用姫の」と書かれた痕跡のあるメモが残されていました。
事件の真相を求めて有田を訪れた浅見ですが、佐賀ではその日の朝に唐津の陶芸家の死体が発見されていました。
この作品では、7割ほど進んだところで、浅見が犯人を名指しするという珍しいパターン。
その後はアリバイ崩しとなるのですが、そのアリバイ工作が…
うーん、かなりグロテスクです。
全体的に読みやすいですし、ストーリーもよくできていて面白い作品でした。
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