実家にあった大量の赤川次郎本を読み直し中です。
今回は『ウェディングドレスはお待ちかね』を読みました。
「南条家シリーズ」の1作目です。
「結婚はやめなさい。笹野宏人と結婚すれば、ハネムーンからの帰り道は棺の中ですよ」
笹野との結婚式を5日後に控えた南条麗子は、正体不明の女性から警告を受けます。
母・華代からその話を聞いた麗子の双子の妹・美知は世間知らずの姉と入れ替わることにしますが、美知と入れ替わった麗子は美知がボスをつとめる不良たちの根城〈暗黒街〉を取り仕切ることに…
さらに、麗子と美知が入れ替わったことを知ったライバルのグループのボスと決闘することに!
富豪令嬢として何不自由なく育ってきた麗子と、家出をして不良グループのボスに上り詰めた双子の妹・美知。
その二人が入れ替わるという突拍子もないストーリーですが、乙女心の微妙な動きを繊細に書き表すなど、赤川次郎さんらしい作品となっています。
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