ジェフリー・アーチャーの『運命のコイン』を読みました。
あらすじ
ソ連・レニングラードに住む青年アレクサンドルは父親を当局に惨殺され、母エレーナと共に国を捨てる決意をします。
表が出たらアメリカへ、裏が出たらイギリスへ。2人はコインに運命を託します。
感想
物語は表が出た場合(アメリカへ向かった場合)、裏が出た場合(イギリスへ向かった場合)それぞれの2人の運命を交互に辿る形で書き進められています。
確か『運命の息子』や『ケインとアベル』も同じような書き進められ方だったと記憶していますが、この作品も負けず劣らずぐいぐいと物語の中に引き込まれてしまいます。
放っておいたらいつまでも読み続けてしまいそうで、自制心が必要でした。
結末は『こんな風になるのかな?』と予想していたものが半分正解、半分外れでした。
いずれにせよ、結末に向けてより一層ペースアップしていくスピーディーな展開で面白かったです。
コメント