赤川次郎『血を吸う花嫁』

赤川次郎さんの『血を吸う花嫁』を読みました。

「お願いがあるんですが――私があの手すりの所に立ちますので、お手数ですが、ちょっと押していただけませんでしょうか」
恋人の谷山とドライブに来ていた塚川亜由美に声をかけてきた男は、「これは事故なんです」と言い残して崖から飛び降りていった。
そして、その男の妹も団地の公園で血を抜かれて死んでいた。

衝撃的な始まりかたからすると、オーソドックスな内容でした。
双子の姉妹を使ったトリックというのは早い段階でわかるのですが、そのトリックがどのように仕掛けられているのか、共犯者は誰かというところが謎に包まれています。
面白い作品ではあるのですが、やっぱり始めと終わりの温度差が激しすぎるかなぁと思えてしまいます。

表題作の『血を吸う花嫁』と共に収められている『花嫁たちの名誉』では、塚川亜由美と神田聡子は成田空港のティールームで新婚旅行へ向かうカップルと知り合います。その直後、新郎が過労死してしまう。
そして、部下を犠牲にして重役にのし上がった男が殺害される事件が連続して発生する。

いわゆるブラック企業を舞台とした作品になっています。
社員の過労死や下請けの買い叩き…実際に企業が存在していると思うと鳥肌が立ちます。

 

 

 

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